自己実現とは?

この「自己実現」という言葉は、本来、心理学の用語です。深層心理学のカール・ユング
(個性化理論)、カウンセリングで有名なカール・ロジャーズ(来談者中心療法)、そして
人間性心理学の父アブラハム・マズロー(自己実現理論)らが使って有名になりました。

 

マズローの自己実現

マズローの理論を分かりやすく書いた本、 『マズローの心理学』フランク・コーブル (著) より、
自己実現についての記述を掲載すると、

「自己実現とは、才能・能力・可能性の使用と開発である。そのような人々は、自分の資質
を十分に発揮し、なしうる最大限のことをしているように思われる。」

自己実現の欲求とは「人がなるところのものにますますなろうとする願望、人がなることの
できるものなら何にでもなろうとする願望」

 

自己実現した人間の特徴

自己実現した人間の特徴として挙げられている点を上記の本にしたがって列挙してみると

・人生を明晰に見る能力をもち,人間を正確に判断し、にせ物やインチキを見抜く
・決断力に富み,善悪を見分ける明確な観念をもつ
・混乱した現実を速く正確に見透かし,かつ見極め,正確に未来の出来事を予想できる
・一種の謙遜をもっており,他人から何かを教えてもらえるのだということを認めている
・創造性をもっている
・勇気があり進んで難関に向かい他人の批判や嘲笑を無視できる能力をもっている
・自分自身への敬意をもっているが,他人からの不当な名声や悪評を求めもしなければ
  評価もしない
・人間関係を楽しむことができる
・自己の欲望を恐れない。衝動が理性と一致している。欲するところは正しいと信じる
  ところに一致している
・同時に利己的かつ非利己的であり,他人を助けることの中に幸福を見いだす
・世界を統一的に見ることができ,善悪の二分法をとらない
・宇宙が有意味であり人生が精神的であるという信念をもっている

 

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
自己実現を果たした人の特徴として、
・客観的で正確な判断
・自己受容と他者受容
・純真で自然な自発性
・創造性の発揮
・民主的性格
・文化に対する依存の低さ(文化の超越)
・二元性の超越(利己的かつ利他的、理性的かつ本能的)などを挙げている。

上記に上げた「自己実現した人間」は結果であって、そのような人にならないといけない
ということではありません。

大切なことは「自分自身」になることです。

 

コーヒーブレイク

 

ゴーギャンの代表作のひとつ。たいへん哲学的な題名の絵画です。

『我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか』

ボストン美術館(Museum of Fine Arts, BOSTON)所蔵の絵画ですが、
現在、日本で見ることができます。(9/23迄)

東京国立近代美術館

この絵画を見ながら、題名の問いを考えて見ませんか?

『我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか』


マズローの自己実現理論

マズローの欲求段階説」とも称される。

マズローの欲求5段階説

生理的欲求
生命維持のための食欲・性欲・睡眠欲等の本能的・根源的な欲求
安全の欲求
衣類・住居など、安定・安全な状態を得ようとする欲求
所属と愛の欲求
集団に属したい、誰かに愛されたいといった欲求
承認の欲求
自分が集団から価値ある存在と認められ、尊敬されることを求める欲求
自己実現の欲求
自分の能力・可能性を発揮し、創作的活動や自己の成長を図りたいと思う欲求

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

マズロー自己実現理論の疑問

  • マズローの著作を読んでも、あの代表的な図はない
    マズローの欲求段階説の三角形(ピラミッド)図は誰が書いたのか?
  • 下位の欲求が充足されることにより、上位の階層へ移行すると定義した理論
    ホームレスから社長になった人は、ホームレス時代は自己実現の欲求がなかったのか?
  • 自己実現の欲求が満たされた人は、次にどのような欲求が生まれるのか?

この疑問に対する解答は、「自己実現コーチング」講座で詳しく説明します。


 

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私の考えでは、人生の理想は「自己実現」にある。自己実現とは、①好きなことをやり、②それで食うことができ、③しかもそれが他人によって高く評価されることである。だいぶへそまがりな人でも、これが人生の理想であることだけは認めてくれる。

自己実現をするための「自分の好きなこと」が見つかったとして、それから後は、①勤勉 ②正直 ③感謝を実行すればよい。したがって自己実現をしようとするものはまず勤勉に働かなければならない。勤勉のポイントは、「やれることからやる」ことである。当たり前のことではあるが、これが大変重要なことである。

自己実現のための「自分の好きなこと」を「大きい夢」と呼ぶとすれば、今すぐ「小さい一歩」を踏み出すことが重要である。ちょっと考えると、「大きい夢」と「小さい一歩」との間には無限の隔たりがあるように思われ、絶望的な感じになることもある。しかし、そうではない。「小さい一歩」をうまずたゆまず続けると、最初考えたよりはずっと早く「大きい夢」が実現してしまうものである。

また「正直」は、「約束したことを必ず実行し、実行できそうもないことを約束しない」ことであり「感謝」は「勤勉・正直を実行していささかの成功をおさめた場合には、それを他人のおかげとし、失敗した場合にはそれを自分のせいにする」ことである。

このうちの「感謝」は特に実行しにくい。そんなことをしていたのでは、自分の手柄が全部他人に奪われてしまうように思われるからである。しかし決してそうではない。長い目で見ると必ず、ここで述べたような意味の「感謝」を実行した人が自己実現をする。勤勉・正直・感謝を実行すれば必ず自己実現ができる。これは物理学における「運動の法則」と同じくらい確実な因果律である。若い諸君がこの法則を自分のものにして、これからの日本を自由と繁栄のある国にしてくれることを期待する。

 

自己実現の定義については、やや疑問符であるが、「勤勉」「正直」「感謝」は同感である。

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